3軸加速度センサー

3軸加速度センサー

x,y,z方向3軸の加速度が測定できるセンサです.
アナログ出力で,SDデータロガーとの接続も簡単.



こちらもSparkfun製の加速度センサー.
日本の代理店も同じくStrawberry Linux(ストロベリー・リナックス)で,通販で購入できます.

センサICはFreescaleのMMA7260Qです.
電源電圧は2.2〜3.6Vですが,推奨は3.3Vです.
特長としては,感度の設定が変更できること.後で詳しく書きますが,測定レンジは,±1.5G,±2G,±4G,±6Gより選択可能です.

※同じくアナログ出力の加速度センサで,新しくMMA7361Lを使ったものが出ています.こちらは8Pinモジュールで用途によっては使い易いと思います.価格もリーズナブルですし.ただし,測定レンジの切り替えは,±1.5Gと±6Gのみです.

測定レンジの切り替えについて

測定対象の大まかな加速度がわかっている場合は良いのですが,見当が付かない(もしくは考えるのが面倒くさい)時は,いくつかの測定レンジを選択できるセンサが良いです.汎用的に,いろいろなものの測定をしたいときにも便利.例えば,クルマの加速度測定したいんだけど,自転車とかR/Cカーの加速度も測定したいって言う場合.それぞれのレンジに適した分解能で測定できれば,その後の解析がより楽しくなること間違いなしです!

測定レンジは下記の表のようになっています.レンジ,感度はマニュアルの値,分解能は10bitのA/Dコンバーターでよんだときの分解能です(基準電圧は3.3V).Select bitの値は,後ほど説明しますが,ボード上のポート設定値.

測定レンジ 感度 分解能 Select bit0 Select bit1
±1.5G 800mV/G 4.0×10-3G 0 0
±2G 600mV/G 5.4×10-3G 0 1
±4G 300mV/G 1.1×10-2G 1 0
±6G 200mV/G 1.6×10-2G 1 1

ちなみに,クルマの場合,上下方向(Z方向)を考えなければ±1.5Gで十分カバーできます.Z方向は,重力加速度1G分常にオフセットしてるので,測定レンジが狭くなってしまいます.とはいえ,たいていの場合±2Gで十分カバーできるでしょう.分解能的にもちょうど良いと思います.

使い方

使い方は簡単.VccとGND,そしてセンサー出力(3ch)を接続するだけ.Sleepモードもありますが,使わないときはVccにつないでおけばOKです.

設定は上記の測定レンジだけです.ポートが2つあるので,上記の表のようにLowかHighにしてやれば設定できます.なお,プルダウン抵抗が入っているので,±1.5Gで使うときは解放にしておけば大丈夫です.
なお,このSelectポートは,電源が入った状態での切り替えが可能です.外部にスイッチを付けておいて,状況に応じて切り換えるのも良いでしょう.


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